闇と悪は別のもの

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闇と悪は別のものだ。
多くの人々が、それを混同している。
闇と悪の違いを知る、分かるのは難しい。

闇とは単に光の当たっていないところ。
全ての人間は闇を持っている。
悪とは、そうであること、
つまり自分も闇があることを認識しないでおこう、
認識しないでいたいという心のことだ。
多くの人が自分の闇を見たくない。
自分にもあるに決まっている闇を見たくないのだ。
闇は悪ではないにもかかわらず。

闇は単に光の当たっていないところ。
しかるに、光を当ててしまえば、闇は光に転じる。
シュタイナーの「認識の光」という言葉は、
認識こそが闇を光に転じる方法だという意味を内包している。

もう一度言おう。
闇は単に光の当たっていないところ。
つまり、闇は光なのだ。
同一のものだ。
完璧に同一のものだ。
悪とはその自分の事実をないと思いたい心。
これをエゴと呼ぶ人が多い。
つまり自己認識の光を闇に当てず、
闇のままに放置する、あるいは放置してしまいたい、しておきたい心
それが悪、エゴだ。

進歩、成長のための唯一の方法は闇に光を当てることだ。

 

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