アンズのつぶやき 92  【糸(中島みゆき)】

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【糸(中島みゆき)】
 
私は
なぜめぐり逢うかを知っている。
いつめぐり逢うかも知っている。
時が満ちた時だ。
 
縦の糸であるあなたと、横の糸である私とで、
布を織るために生まれてきた。
そして、
織りなした布で、
更なる他者を暖める。
 
ささくれは、
すべての
ささくれは、
人生のめぐり逢いの布を織るためにある。
 
ささくれは兆しだ。
宝がそこにあるとの兆しだ。
 
互いに他のために成す時、
互いが、自分が満たされる。
 
縦糸と横糸があっての人生。
その人生を生きること、
そのことが、
そのまま仕合わせなのだ。
  
なんとなれば、
すべての人に、
出逢い用意されているから。
 
出逢いが、
辛く悲しいものであっても、
それは、
美しい人生という
織物を織る材料に過ぎない。
 
すべての人の人生が美しいのだ。
 
否が応でも、
縦糸と横糸になり合うのが人生。
 
生きている、
それだけで人生は美しいのだ。
私たちは美しい。
 
ささくれた糸で織った布。
それは見事に美しい。
 
神だったら、
見せてやりたいと
仰るだろう。
 
とここまで書いたら、
メッセージが…。
 
「人生で、あなたが出逢う人は、
すべて出逢うべき人なのだよ。
もう、あなたも知っている。
なぜめぐり会うかを、
いつめぐり会うかを。」
 
逢うべき糸に
出逢えることを
人は
仕合わせと呼びます。

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