【能動的なクライアントさま】
遠く関西からお越しくださったクライアントさまのこと。
余りに見事なクライアント振りに
私が深く感銘を受けたので、
ご了解を得て、ご紹介させていただく。
昨年、11月に初回、お見えになり、
今回は2度目のセッション。
悩みの解消に対する私からのアドバイスを
いつでも携帯し、読み返すことのできるよう、
ダイアリーの白紙部分に3色のカラーペンで、
書き込んだのだと、そのダイアリーを見せてくださった。
これも了解をいただいて写真を撮らせていただいた。
セッション中にも、
これはと思う部分のメモをお取りになる。
ご自宅に戻られてから、推敲して
最終的にあたかも写経するかのような気持ち
(この気持ちが見事!)で、
ダイアリーに書き込むのだとのこと。
それを聞いて、感銘を受けないわけにいかない。
私とのセッション中は分かったような気持ちになっても、
ご自宅でお一人になると、
元の習い性に戻る方は多い。
その歯止めとなる方法を
このクライアントさまは、
自分で考えついて、実行なさった。
その能動的な在り方、
つまり自分で自分の人生の舵を握ろうとの
意志が際立っている。
人任せな受動的な想いが微塵も感じられない。
11月のご相談の内容に少し触れてみると、
嫁ぎ先でのお義母さまとの関係を改善したいとのこと。
私は具体的なアドバイスの提示とともに、
お義母さまとのいざこざが、
今ここで起きる人生の理について、
二段構えでお伝えした。
クライアントさまは、
それらの理解を下支えに、
ダイアリーに写経した文言を日々実行なさった。
アフターフォローメールへの私への返信からは、
「すべて良い流れです。
私とお義母さまが和気あいあいといつも楽しく笑って、
うまく輪が回り出している感じがします。」etc.
と喜びの想いが溢れてくる。
今回のご相談は、
ご主人さまとの関係性の改善。
お義母さまとの関係を自力で改善なさった
ご経験の応用編と考えていいだろう。
今回のセッション中は笑いが絶えなかった。
困難なことに喜びをもって
挑戦しようとなさる姿勢が美しい。
いずれ、私のように、
ご主人さまと神輿を担ぐ歓びを
自分のものとなさるだろう。
そして、次には、
これも私のように、
内なる神と神輿を担ぎ、
内なる平静のなんたるかを
知るに至るだろう。
そして私はといえば、
次の能動的なクライアントさまに、
出会い続けるだろう。
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