【霊的合一】
　
今日の写真は、
「天空の扉」カウンセリングルームの片隅。
中央に見えるのは、
20年ほど前に、
私が創ったオブジェ。
　
桑沢デザイン研究所の
聴講生として、
立体構成の科目を
履修した時の作品だ。
　
夫婦をイメージした作品で、
題名は、
「ベターハーフ」
　
与えられた課題は、
「2つの異なる素材を使って、
それらの素材を最大限に活かした
オブジェを創りなさい」
　
私が選んだ素材は、
木とアクリル。
　
その２つの素材は、
全く相いれない
似ても似つかない素材ではあるが、
互いに互いの特性に
美を見つければ、
１つのオブジェとして、
１つの素材ではでき得なかった、
統合された新たな世界を
創造することができる。
　
これは、
人間関係の在りようを
象徴したオブジェだ。
　
今から20年前と言ったら、
私は、
霊性という観点から
人間関係を、
人生を観るということは、
考えもしなかった時であるのに、
魂の奥深くでは、
すでに統合という感覚を
意識していたのだ。
芽を出していなかっただけで、
種はあったのだとの、
このオブジェは、
その証。
　
夫と私が
互いに今、
ベターハーフで在りえているということは、
それぞれの別々の個性が統合され、
霊的に合一を果たしたということだ。
生前の計画通り成就したのだ。
　
私たち夫婦は、
更なる霊的合一を重ねて行くだろう。
命ある限り。